ジャネーの法則

「最近は何だか時間が経つのが早い。昔はそうでもなかったのに、歳をとるたび誕生日が早く来る気がする」そんなふうに感じる人は少なくない。何歳であっても、1日は同じ24時間で1年は同じ1年のはずだが、心理的な時間の長さは人によって違うようだ。時間は年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられるという感覚を誰もが実感する。

この心理現象は、フランスの心理学者ピエール・ジャネ(1859〜1947)によって解明されており、「ジャネーの法則」と呼ばれている。この法則によると「生涯のある時期における一定時間の心理的長さは、その人の年齢の逆数に比例する」――簡単に言うと、「時間の心理的長さは年齢に反比例する」。つまり、年齢が多くなるほど心理的時間は短くなる。20歳にとっての1年は、年齢の20年分の1年に相当する。40歳なら40分の1にあたり、50歳にとっての1年は50分の1の短さだ。一方、1歳児なら1年はそのまま1年である。

そうすると、30歳の1年は1歳の赤ちゃんの1年と比べて30倍速く過ぎていくように感じることになる。逆に言えば、1歳児にとっての1日は、30歳の人の30日分、つまり1カ月に相当するという言い方もできる。確かに、大人になって思い出すのは、子ども時代は時間がゆっくりと流れていたことである。それはまた、大人が長いと感じないその同じ時間が、子どもにとっては、たまらなく長いと感じることでもある。

子どもに落ち着きがないとか集中力がないと心配する親も多い。そんな時、例えば10歳の子どもを持つ40歳の親なら、30分の「つまらないテレビ番組」でも、子どもは自分の4倍も長く感じていることを頭に入れておくと、子どもの気持ちを理解するうえで役に立つだろう。

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