コンパクトシティ

昨今、「買い物弱者」という言葉をよく耳にする。

「買い物弱者」とは、今まで身近だった地元商店がなくなり、遠出しようにも交通手段がなく、食料品や日用品の買い物が思うようにできない消費者のことをいう。

一般的に、人口減少と高齢化が進んだ地方に多いケースと見られがちだが、地方特有の現象というわけではなく都市部にも見られるようになった。

大規模小売店舗法の廃止で、郊外への大型量販店の進出が加速するとともに、中心市街地の空洞化と最寄り商店街の衰退が進行し、いわゆる「シャッター通り商店街」が多く見られるようになった。このため、郊外への公共交通手段をもたない住民は買い物弱者となり、日常の買い物にも四苦八苦する様子を報道などでよく目にするようになった。

そのため、買い物弱者を支援するさまざまな取り組みもなされている。例えば、地元の商店街が住宅地に出張販売をする移動店舗や、インターネットで注文を受けた商品を配送する「ネットスーパー」などの事例がある。

一方、街づくりの視点からも支援策が模索されてきた
。政府は中心市街地の活性化を図るための基本方針を示し、コンパクトな街づくり、いわゆる「コンパクトシティ」の支援に乗り出す「コンパクトシティ戦略」を打ち出している。

高齢者など買い物弱者が外出して買い物がしやすいように公共交通機関を確保し、商業地と住宅地を結び付けた新しい都市部の構築を促進しようというものだ。

この構想はもちろん買い物弱者の支援にとどまるものではなく、地域活性化や公共交通、物流など幅広い課題解決が不可欠で、政府と関連する省庁、自治体などが一体となって取り組むことが求められる。

アロエベラおせち